好きな人との相性を知る「恋愛診断」とは

恋愛診断とは 恋愛みくじ/恋愛診断
恋愛診断とは

恋愛診断は、自分の恋愛傾向や気になる相手との相性を手軽にチェックできる便利なツールです。この記事では、代表的な心理テストのしくみから最新トレンド、上手な活用法までをまとめました。


目次

  1. 恋愛診断って何?

  2. よく使われる心理テストの考え方

  3. 人気の恋愛診断サービス

  4. 科学的に分かっていることと注意点

  5. うまく使うコツと気をつけるポイント

  6. 最近のトレンド

  7. 友達と楽しむアイデア

  8. まとめ


1. 恋愛診断って何?

恋愛診断は、あなたの「恋愛のくせ」や「好きな人との相性」を測るテストやアプリの総称です。たとえば、初デート前に相性を確かめたいときや、放課後の恋バナで盛り上がりたいとき、文化祭のチーム分けの参考にしたいときなど、さまざまなシーンで活躍します。

質問に○×で答えるシンプルなテストから、本格的な心理学の理論に基づく質問紙、さらに AI(人工知能)がおすすめ相手を紹介してくれるマッチングサービスまで種類はさまざま。スマホさえあれば休み時間でも気軽に遊べるため、SNS でシェアして盛り上がる人が増えています。

ポイント! 診断結果はあくまで参考。落ち込んだり過信したりせず、「自分にはこんな傾向があるんだ」程度に受け止めるのがコツです。


2. よく使われる心理テストの考え方

恋愛診断は、使われている理論によって特徴が異なります。高校生でも理解しやすい代表例をまとめました。

2‑1. 愛の 6 類型「ラブスタイル類型論」(ジョン・アラン・リー)

ジョン・アラン・リーが提唱した「ラブスタイル類型論」とは、人間が恋愛に対してとる態度を6つに分類したものです。この分類は、恋愛のスタイルを理解し、より良い関係を築くための指針として活用されています。ゲームのキャラを選ぶように、恋愛スタイルを 6 タイプに分類するのが特徴です。

  • ルダス(遊び型) … 軽い恋愛を楽しみ、深刻になりすぎない。恋愛をゲーム感覚で捉え、駆け引きや刺激を楽しむタイプです。

  • エロス(情熱型) … 一目惚れしやすく、外見やドキドキ感を重視。強い身体的魅力、強い情動、容姿の好み、関係の結びつきが特徴です。

  • ストルゲ(友情型) … 友情が恋へ発展。安心感を大切にする。恋人との関係を友情のように捉え、互いを尊重し、安心できる関係を望みます。

  • プラグマ(実用型) … 将来性や価値観の一致など条件面を重視。相手の容姿やステータスに魅力を感じ、外見的な魅力に重きを置きます。

  • マニア(束縛型) … 相手を独占したくなり、気持ちが揺れやすい。相手への執着心が強く、嫉妬心が強いタイプです。

  • アガペー(献身型) … 相手の幸せを第一に考え、自己犠牲もいとわない。相手の幸せを優先し、自己犠牲を厭わない献身的な愛です。

【ラブスタイル性格診断】
https://16test.uranaino.net/others/lovestyle/test/

2‑2. 愛着スタイル

幼少期の人間関係が影響すると言われる 3〜4 タイプの分類です。それぞれの特徴は、安定型は相手との距離感に余裕があり、安心感を感じやすい、回避型は距離を置きたがる、不安型は相手からの愛情を強く求めがち、恐れ・回避型は相手との距離感を恐れ、距離を置く傾向があります。

  • 安心型(Secure)幼少期に親からの愛情やサポートを十分に得てきたため、自己肯定感が高く、他者への信頼感も強いのが特徴です。恋愛関係では、相手を信頼し、良好な関係を築きやすいとされています。

  • 回避型(Avoidant)幼少期に親からの愛情やサポートが不足していたため、自己否定感が強く、他者への信頼感が低い傾向があります。恋愛関係では、相手との距離を置きたがる傾向があります

  • 不安型(Anxious)幼少期に親からの愛情が不安定だったり、過度に期待されていたりしたため、自己評価が低く、他者からの愛情を強く求めがちです。恋愛関係では、相手を必要以上に依存しがちです

  • 恐れ型(Fearful/混合型)幼少期に愛情を求めることと、距離を置くことの両方を経験してきたため、自己肯定感と他者への信頼感のバランスが取れていません。恋愛関係では、相手を求める一方で、相手との距離を恐れる傾向があります

愛着スタイルは、幼少期の経験によって形成されるため、大人になっても変化しにくい傾向があります。しかし、愛着スタイルは変化可能なため、自己理解と努力によって、より良い関係を築くことができる可能性もあります。
愛着スタイルは、個人の内面に影響を与えるため、自己理解を深めることが重要です。

【愛着スタイル診断テスト】
https://attachmentstyletest.web.fc2.com/

2‑3. MBTI・Big Five などの性格診断

「外向的か内向的か」「協調性が高いか」など性格特性を細かく分析し、相性やチームワークを考えるときに便利です。

MBTI診断とは?

MBTI診断(Myers-Briggs Type Indicator:マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)は、個人の性格や行動の傾向を16種類の性格タイプに分類する性格診断のことです。心理学者カール・ユングの「心理的類型論」の理論をもとに、イザベル・ブリッグス・マイヤーズとその母キャサリン・クック・ブリッグスによって開発されました。

1. 目的
人それぞれの「ものの見方」「情報の処理の仕方」「意思決定の方法」「外界との接し方」**の違いを理解することで、自己理解や他者理解を深めることを目的としています。ビジネスや教育、カウンセリングなど幅広い分野で利用されています。


2. 診断のしくみ
MBTIでは以下の4つの指標を使い、それぞれ2つの選択肢から1つを選びます。

指標 選択肢1 選択肢2
エネルギーの方向 外向 (E) 内向 (I)
情報の受け取り方 感覚 (S) 直感 (N)
判断の基準 思考 (T) 感情 (F)
外界への接し方 判断 (J) 知覚 (P)

3. 各指標の意味

  • 外向(E)/ 内向(I)

    → エネルギーの源は外の世界か、自分の内面か

  • 感覚(S)/ 直感(N)

    → 物事を捉えるとき、五感の情報を重視するか、ひらめきや全体像を重視するか

  • 思考(T)/ 感情(F)

    → 判断するとき、論理や客観性を重視するか、気持ちや他者への共感を重視するか

  • 判断(J)/ 知覚(P)

    → 物事を進めるとき、計画的・締め切り重視か、柔軟・流れに任せるか


4. MBTIの活用例

  • 自己分析・キャリア設計

    → 自分に合った仕事や働き方を知る

  • 職場やチームビルディング

    → 他者との違いを理解し、コミュニケーションを円滑にする

  • パートナーシップや人間関係の改善

    → 相手のタイプを理解することで関係を深める


5. 注意点

  • 「性格を固定するもの」ではない

    → あくまで傾向を知るものであり、診断結果が「絶対的」ではありません。

  • 本来は専門家によるフィードバックが重要

    → ネット上の簡易版診断ではなく、正式なテストではプロからの解説が行われます。

【MBTI無料診断】
https://www.16personalities.com/ja

 

Big Five(ビッグファイブ)とは?

ビッグファイブ(Big Five Personality Traits)とは、人間の性格を5つの主要な特性(因子)で説明する心理学の理論です。正式には「五因子性格モデル」や「五因子モデル」と呼ばれ、性格心理学の分野で最も信頼性が高く、国際的にも広く認められている性格理論です。

【5つの特性】

特性名 英語名 特徴
外向性 Extraversion 社交的・活発・エネルギッシュ
協調性 Agreeableness 優しい・思いやりがある・協力的
誠実性 Conscientiousness 計画的・責任感が強い・自己管理ができる
神経症傾向 Neuroticism 不安になりやすい・感情が不安定
開放性 Openness to Experience 好奇心旺盛・創造的・新しい体験を求める
  • 文化や国を超えて妥当性が高い

    → どの国でも一貫して同じ5因子が見つかる
  • 信頼性・再現性が高い

    → 研究データの蓄積が多い
  • 「良い・悪い」ではなく、単に「傾向」

    → 評価ではなく理解に基づく

    《注意点》

  • 短所・長所ではなく「傾向」を知るもの

    → 「外向性が低い=悪い」ではなく「内向的傾向がある」と解釈します。
    個人差が大きく、状況や環境で変わることもある

Big Fiveは、「自分はどんな性格なのか」「どんな傾向が強いのか」を科学的に、幅広い角度から知るためのツールです。MBTIよりも学術的に支持が強く採用・研究・教育などプロの現場でも活用されるという点が特徴です。

【Big Five無料性格診断】
https://big5-basic.com/front/index.php?route=logic/diagnosis

 

2‑4. 5 Love Languages(5つの愛の言語)

「5 Love Languages(ファイブ・ラブ・ランゲージ)」は、アメリカのカウンセラー、ゲーリー・チャップマン(Gary Chapman)が提唱した。「人が愛を感じる方法(愛情表現の受け取り方)」に関する理論です。人はそれぞれ「愛されている」と感じるポイントが異なる、という考え方に基づき、愛の表現を『5つの“言語”』に分類しています。

5つの愛の言語(愛情表現のタイプ)

言語 英語名 特徴
① 肯定的な言葉 Words of Affirmation 「ありがとう」「愛してる」「頑張ってるね」など言葉で愛を伝える
② クオリティ・タイム Quality Time 一緒に過ごす時間や会話に重きを置く
③ ギフト Receiving Gifts プレゼントや小さな贈り物で愛を感じる
④ サービス行為 Acts of Service 手伝い・助け・気遣いなど行動で愛を示す
⑤ スキンシップ Physical Touch ハグ、手をつなぐ、触れ合うことで愛を感じる

どんな理論なの?

  • 人には「愛の言語」の優先順位がある

    → どの「言語」で愛されると一番「愛されている」と感じるかは人によって違う。

  • 相手の「愛の言語」を知らずに別の言語で表現しても、うまく伝わらないことがある

    → 例えば「ギフト」が大事な人に「言葉」で愛を伝えても、あまり響かない場合がある。

つまり、自分や相手が「どの愛の言語」を大事にしているかを知ることが、良好な関係を築くカギ なのです。

どんな場面で役立つ?

・パートナーシップ(恋人、夫婦関係)

・親子関係

・友人関係
・職場の人間関係(感謝や承認の伝え方)
 お互いの「愛の感じ方・伝え方の違い」を理解することで、より深い信頼関係や絆を育めるようになります。

注意点

・人は1つの言語だけでなく、複数を持つこともある
・年齢やライフステージ、相手によって優先順位が変わることもある
・「どの言語が良い・悪い」ではなく**「違いを知る」ことが大切

【愛の言葉テスト】
https://love-language.co/ja

 

2‑5. 血液型・星座占い

科学的根拠は薄いものの、話題にしやすくエンタメ性が高い診断です。文化祭の出し物や SNS ネタとしても定番です。

血液占い

【血液占いのルーツ】
1927年、日本の心理学者・古川竹二(ふるかわ たけじ)が、『血液型による気質の研究』という論文を発表したのが、血液型性格診断の最初のルーツとされています。古川氏は、当時注目されていた優生学や体質研究の一環として、「血液型と性格の関連性」を調べようとしました。ただし、この研究は学術的に十分なデータや根拠があったわけではなく、現在では科学的根拠が乏しいとされています。

【ブームになったきっかけ】
その後、この血液型と性格の関係は一度あまり注目されなくなりますが、1970年代後半に「能見正比古(のうみ まさひこ)」という作家・評論家が血液型性格診断をテーマにした書籍を発表。『血液型でわかる相性』や『血液型人間学』などの本がベストセラーとなり、日本中で「血液型占いブーム」が巻き起こりました。この能見氏の著作によって、血液型性格診断は一般大衆文化として定着します。

【文化として根付いた理由】
・シンプルでわかりやすい分類(A/B/O/ABの4タイプ)
・日常会話や雑談の話題として盛り上がりやすい
・メディア(テレビ、雑誌、占いコーナーなど)で頻繁に取り上げられた
・日本人の「分類好き」「調和を重んじる文化」とマッチした
こうした要素が重なり、日本では「血液型占い」が性格診断や相性占いの定番となっていきました。

【科学的な根拠】
実は血液型占いは、日本・韓国・台湾などの東アジアで主に浸透しており、欧米ではあまり馴染みがありません。欧米では「血液型=医療情報」という位置づけであり、性格や相性とは結びつけていないのが一般的です。
現在の科学的・心理学的な見解では、「血液型と性格に統計的な相関関係は見つかっていない」

とされています。
つまり、「エンタメ」や「コミュニケーションツール」として楽しむものであり、真剣な性格診断や人事評価には使うべきではないとされています。

星占い

西洋占星術(星占い)の知識をもとに、恋愛運や相性、恋の行方、恋愛傾向などを占う方法のことです。基本的には、生年月日・星座(太陽星座)・生まれた時間や場所から導き出すホロスコープ(出生図)を使い、個人の性格や運命、恋愛における特徴を読み解きます。一般的に「12星座占い」で恋愛運を占うのが最もポピュラーですが、詳しい占いではホロスコープ全体や金星・火星・月の配置なども重視します。

恋の星占いでは、以下のような要素に注目します。

項目 意味
太陽星座 基本的な性格・人生の目的
月星座 感情・本音・親密な関係性での性質
金星 恋愛の傾向・愛され方・好みのタイプ
火星 恋愛での積極性・情熱・魅力の出し方
相性 お互いの星座や惑星の位置関係で見る関係性

【恋の星占いでわかること】
・あなたの恋愛傾向や恋に落ちやすいシチュエーション

・どんな相手に惹かれやすいか(好みのタイプ)

・あなたの恋愛の強み・弱み

・今月・今年の恋愛運

特定の相手との相性や関係の進展予測
簡単な12星座占いでは「○○座のあなたは今月恋愛運絶好調!」などがよく見られますが、本格的なホロスコープ占いでは、さらに詳細なアドバイスが可能です。

【注意点】
恋の星占いはあくまで「参考」や「ヒント」であり、絶対的な運命を示すものではありません。
・占いの結果に縛られすぎず、楽しむ気持ちで活用するのがベスト
・自分の行動や気持ちが一番の恋愛のカギになる
と覚えておくと良いでしょう。

 


3. 人気の恋愛診断サービス

種類 特徴
Web テスト 診断メーカー ネタ系から本格系まで 3 万件以上。結果を SNS で共有しやすい。
アプリ 心理テスト TOP10 イラストを完成させる形式など、ゲーム感覚で楽しめる。
マッチング Pairs / CoupLink AI が行動データから相性を推測しおすすめ相手を表示。
記事まとめ ゼクシィ心理テスト 「片思い用」「デート相性」などテーマ別テストを一覧で検索可。

最近は、好きなアニメキャラとの相性を判定する「キャラ恋愛診断」も登場し、オタク層を中心に人気が広がっています。


4. 科学的に分かっていることと注意点

ここがポイント! 科学的根拠のある診断とエンタメ診断を見分け、目的に合わせて使い分けよう。

  1. 信頼できる理論の見極め ‑ 愛着スタイルや Big Five は研究で再現性が確認されており、行動改善に役立てやすい。

  2. エンタメ診断との使い分け ‑ 血液型や星座診断はネタとして活用し、深刻に受け止めすぎない。

  3. 回答バイアスに注意 ‑ ネット診断は冗談回答も混ざるため、結果を絶対視しない。

  4. AI マッチングの限界 ‑ 行動データで「好み」は推測できても気分や状況までは読めない。実際に話して確認しよう。


5. うまく使うコツと気をつけるポイント

  1. 自己理解に活用 ‑ 結果をラベルではなく「傾向」ととらえ、強みや弱みを客観視しよう。

  2. 相手との対話に活用 ‑ Love Languages を共有して、お互いに求めることの違いを理解。

  3. 複数診断で比較 ‑ 複数テストの共通点を見ると精度が上がる。部活メンバーで試すと意外な発見も。

  4. 個人情報に注意 ‑ 無料アプリでも誕生日や位置情報を集める場合あり。利用規約とレビューを事前に確認しよう。

  5. ネガティブ結果の活かし方 ‑ 「束縛タイプ」と出ても落ち込まず、行動を調整するヒントにする。


6. 最近のトレンド

  • ゲーム化 ‑ 診断ポイントでストーリーが進む RPG 風アプリ(例:『ラブパレット』)が人気。

  • ショート動画連動 ‑ TikTok の診断フィルター『LoveTest』で結果画像に楽曲を付けて投稿するのが流行中。

  • 音声・表情解析 ‑ カメラとマイクで感情を推定し、リアルタイムで相性を表示する実験サービスが話題。

  • 匿名チャット診断 ‑ AI チャットと連動した匿名相談アプリ(例:『QooN』)が急成長。


7. 友達と楽しむアイデア

  • 文化祭ブース ‑ 簡単な恋愛診断コーナーを設け、結果カードを配布して交流を促進。

  • グループトークテーマ ‑ 診断結果をネタに「あなたはどのタイプ?」と盛り上がる。

  • イラスト化して SNS 投稿 ‑ 結果をキャラ化した画像をストーリーにアップしていいねをゲット。

  • 部活ミーティングで活用 ‑ 性格診断で役割分担を決め、チームワークを向上。


8. まとめ

恋愛診断は、心理学とエンタメが融合した便利なツールです。大切なのは「結果を鵜呑みにせず、ヒントとして活用する」こと。診断をきっかけに本音を話し合ったり、新しい一面を発見したりできれば、恋愛だけでなく友情やクラスの雰囲気もさらに良くなるはずです。

まずは興味のある診断を 1 つ試してみましょう。

 

【当サイトの診断サービス】
恋愛スタイル診断
恋愛体質診断
ストライクゾーン恋愛診断

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